| 「東男に京女」という古い諺をご存知ですか?結婚するなら、東の男と京の女がよい ということです。ところがどうしたことか、わが夫は京都市出身、私は戸籍を見ると 東京市中野区出身なのです。東京市が東京都になるのは1943年のことだそうです。 港区は、それまで赤坂区、麻布区、芝区だったのです。 1945年、東京にも空襲がくるようになり、父親の郷里の茨城県に疎開しました。 ここで24歳まで過したのですから、(もっとも、高校は台東区、職場は葛飾区です) 京都のひとからみると田舎者なのです。昔はこちらに来ることを東下りといっていた のですから・・・あくまでみやこは京都です。プライドが高いのです。 腹を立てたり、傷ついたりしながらとうとう45年も一緒にいます。 ここまでくると、もうどうでもよくなりなりました。「東男に京女」は知っていたのですが、若気のいたりでした。
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